私の教室に通ってきてくれているNちゃん!

南江さん生徒

私の教室に通ってきてくれているNちゃん。

この春からの小学生です。

 

彼女は右手と右足に麻痺がみられます。

全体にアンバランスなからだの使い方を

しています。

 

そこでお母さんが相談に来られ、

親子でジャングルフィットを体験された上で

取り組んでいくことを決められました。

 

立ち姿を最初に見ましたが、

右側に傾斜し、からだの軸も定まりにくい様子です。

足で踏ん張って、お腹に力を入れて

立っていることが難しいです。

 

初めての時は、

自分のからだをじっくりと確かめることを

意識できるようにと取り組みを進めることにしました。

一本ずつの指や手、足裏の感覚を

感じられるように、どの動きも1つずつ時間をかけ、

彼女と彼女のからだに語りかけるようにして

取り組んでいきました。

 

自分のからだに魔法をかけるように

「動くよ 動くよ」

と声をかけながら…..。

 

動きを自分のからだに入れていくことだけで

へとへとになっています。

それでも、あきらめることなく時間いっぱい

頑張りました。

 

さて、今日は2回目の取り組みです。

前回の動きをおさらいしながら進めていきました。

後半はいよいよ動物歩き。

「くま、さる、かえる、順番にやっていくよ」

目をキラキラさせながらしっかりと

「うん!」

と頷いて、

手を床につくと最初の姿勢をつくり

しっかりと手を開き、足を踏ん張りながら

お腹に力をぐっと入れて

彼女が動き始めました。

 

うんしょ うんしょ!

 

からだに力を入れているのがわかります。

手や足を意識しながら使おうとしていることが

わかります。

 

自分の意識を手や足に込めているのです。

くまも

さるも

かえるも

できました。

お母さんも驚かれていました。

 

もっとできるようになるね。

頑張ろうね。

そう言うと

彼女のキラキラの瞳はもっと輝き

大きくうなずきました

 

「うん。がんばる!」

 

中学校保健体育教論 特別支援学校教論

ジャングルフィットインストラクター 南江 千代

 

 

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