以前に側転のポイント、練習方法のブログでも
紹介させていただいたジャングルフィットのモンキーの動き
今回はそのバリエーションについて、もう少し詳しく紹介いたします。
モンキーは横への動きで、側転の動きにもつながる動きです。
側転をするために必要な
腕支持感覚・逆さ感覚・回転感覚・バランス感覚などの
運動感覚を養うことができます。
モンキーの動きを練習することで
まずは腕支持感覚・回転感覚を養い
側転へつながるコツをつかむ
このことにポイントをおいて練習してみましょう。
1. まずは基本のモンキーの動き
しゃがんだ状態から両手を地面につき、
腕で押しながら、横へジャンプします。
モンキーの動きの初めと終わりの姿勢は
しっかりとしゃがむようにおこないます。
ポイントは腕を伸ばした状態でしっかりと地面押すこと。
初めはジャンプするように行ってもよいのですが、
モンキーの動きができるようになってくれば、
ゆっくりと行ってみてください。
ゆっくりと行うことで、あまりジャンプをすることなく
腕で押すという感覚がさらに身に付きます。
2. 180°モンキーの動き
モンキーの動きで180°回転する動きです。
この動きでは側転に必要な回転感覚を養い
そして手のつき方を学びます。
まずは、自分が進みたい方向にある手をついていきますが、
写真のように、初めに自分が向いている方向と反対側へ
指先を向けるように地面へ手をつきます。
そしてもう片方の手もつき、腕で押しながらジャンプ。
これを繰り返してみましょう。
ここでのポイントは手のつき方です。
しっかりと両手を地面につけているかどうか確認してみてください。
回転の動きが加わることで、回るという意識が先行してしまい
片手だけついたり、ジャンプだけで回ろうとしてしまうことがあります。
右手(左手) → 左手(右手) → 足
の順番に、リズムよく行ってみましょう。
しっかりと腕で押しながら、回る練習のために。
3. 360°モンキーの動き
モンキーの動きで360°回転する動きです。
この動きでは側転と同様の動き(手足のつき方)をすることで
側転に必要な回転感覚をさらに養います。
まず先ほどの180°モンキーと同じように手をついていきます。
右手 → 左手 もしくは 左手 → 右手
両手をついてジャンプをしていくのですが、
この動きでのポイントは足のつき方です。
写真のように右足が前の場合は
右手 → 左手 の順に手をつき、ジャンプをして
左足 → 右足 の順に足をつけていきます。
自分の手や足の音も聞いてリズムよく出来るように
360°モンキーで遊んでみましょう。
初めは360°まで回れなくても大丈夫。
まずは手と足のつき方をしっかりと練習しましょう。
側転がなかなかうまく出来ない理由として
足のつき方がなんかうまくいかない
という子どもも多くいます。
側転の手足の順番(右足が前の場合)も同じで
右手 → 左手 → 左足 → 右足
という順番に手足を地面へついていきますが、
右手 → 左手 → 両足
となってしまう子どもが多く見られます。
このようになってしまうのは、
回転の感覚がまだつかめていなかったり、
逆さまによる恐怖心で
側転の途中でとまってしまう傾向があります。
きれいに側転をしようと思うと、腰、足を高く上げて
行っていくのですが、いきなりやろうとしても
どうしても回転感覚や逆さ感覚がつかめていないため
難しいと感じたり、「出来ない」と言って
あきらめてしまうこともあります。
そんな時はまず、360°モンキーで練習してみてください。
腰や足を高く持ち上げないので、逆さの恐怖心はなく
手と足のつき方を経験し、回転感覚をまずは養いましょう。
出来るようになってくれば、360°モンキーで
徐々に腰を高く持ち上げることにも挑戦してみましょう。
逆さ感覚も養っていきます。
側転を練習するというより遊びのなかで
お父さん、お母さんがモンキーのお手本を見せてあげて
「こんなの出来るかな?まねしてみて!」など
遊び感覚で側転に必要な
子ども達の腕支持感覚、回転感覚を
養っていただければと思います。
モンキーの動きやさまざまな動物の動きなどは
オンラインでも学べます!
ご興味ある方はぜひチェックしてみてください。
サンプル動画(オンラインより)
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