お子様がいる方なら、一度は自分の子どもの運動神経

について考えたことがあると思います。

 

これまでのブログの中でも、

運動神経について書いてきましたが、

子どもの運動神経は遺伝だからとあきらめる必要はなく、

さまざまな動きを経験していくことで

伸ばしていくことができるのです。

 

一人一人子どもは違います。

そして成長速度も。

しかし運動神経は伸びていくのです。

 

そして子どもの神経系統は5−6歳までに約80%成長し

12歳頃にはほぼ100％へ達します。

それまでに多種多様な動きを経験できるかが

運動神経の向上につながります。

 

そしてその中で大切なことがあります。

それは動きをまねるということです。

 

まねるということは目でみて、耳で聞いて、動作を行います。

ただ単に動き回る、走る、ボールを投げるではなく、

目でしっかりみて、覚える、そしてまねることは

脳にも刺激を与えてくれます。

 

これは頭で考えて、行動に移すということです。

ただ動作をするのではなく、

頭とからだを同時に、そして連動した行動なのです。

 

とくに運動が苦手と思っている子どもは

動作の中で自分のうで、足、腰などの位置

また、うでや足がしっかりと伸びているか

自分のからだがどうなっているか分からない子どもが多いです。

 

ただひたすら考えずに回数だけをこなすのではなく、

ゆっくりでもいいから、少しの回数でもいいから

目でみて、それをまねるということを意識して

行うことも運動神経の向上を助けれてくれます。

 

運動が苦手な子どもは運動に対して距離をとっていて

楽しいという感覚が持てずにいます。

 

指導者、親は子どもが動作をまねしたときに

出来ているのポイントをまず褒めましょう。

そして次に出来ていないポイント一つだけ、

「次はこの◯◯をこうしてみよう！」

などとポイントをしぼって背中を押してあげてください。

 

 

一度にたくさんのことを言われても出来ません。

出来ていたら、運動が苦手と子どもは思っていません。

ゆっくりと自分のからだがどうなっているのかを

子どもが感じ取っていくことが大事なのです。

 

運動が苦手な子に関して書きましたが、

どんな子どもにとってもまねするという動作は大事です。

 

頭で考えたことを行動に移す。

自分のイメージ通りに出来ているか。

 

野球、サッカー、バレーボール、何でも同じです

イメージにどれだけ近づけるかが

運動神経そして技術の向上につながるのです。

 

ジャングルフィットでも同じです。

基本のくまの動きがあります。

 

このくまの動きですが、

実は正しい動きというのはありません。

みんながそれぞれしている動きが正しいという考えで、

今している動きが今の自分自身の動きなのです。

間違いがないと言うほうがいいかもしれません。

 

しかし、やってほしい動きはあります。

それは腰を高く持ち上げ、うで、足をまっすぐにして

歩いていくという動作です。

先生のお手本を見て、どこまで近づけることができるか。

観察力も必要になります。

 

最初から完璧を求めていません。

子ども達には自分の目でみて、考え、そして行動をして欲しいのです。

しっかりまねできていると思っていても

出来ていない部分はたくさんあります。

そこを一つ一つポイントを指摘してあげながら、

イメージへ近づけていきます。

 

このくまのうごきは指先からつま先まで

からだ意識して行う動きですので

まねをするという動きとしては

だれにでもできる効果的な動きです。

 

ジャングルフィットは

いろいろな動作を経験してからだの基礎をつくること

頭で考えながら、自分のからだを知っていくこと

を大事にしています。

 

からだの基礎をつくり、

まねをすることで自分のからだの動きを

イメージ通りに近づけることができれば

運動神経の向上につながり、

さまざまな運動、スポーツを取り組むときそれが糧となり

自信を持って、トライできるのです。