子ども達はジャンプが大好き。
小さな子ども達がピョンピョンと
飛び跳ねている姿も良く見られると思います。
また体育でのジャンプといえば縄跳び。
寒い時期になると体育で縄跳びを行う
ところも多いかと思います。
しかし、ジャンプは好きなのにでも縄跳びは
うまく跳べないという子どもも多くいます。
では幼児期から行っていたジャンプと
縄跳びの違いは何でしょうか。
ジャンプをするとき手を下から上に
振り上げる動作を行います。
子ども達の多くは意識せずに
ジャンプするとき手を使っているのです。
いざ、縄跳び初挑戦!
「あれ、なんか手が変?!」
そうなんです。
縄跳びをうまく跳ぶためにはジャンプをする
と同時に今までの腕の振りとは異なり
腕を回すという動作が加わること、
そしてジャンプしたとき、
腕を下におろすという動きが必要になり
ジャンプもぎこちなくなるのです。
縄跳びを使ってなければ
簡単に連続でピョンピョン跳べる子も
いざ縄跳びをしようとすると
縄を意識しすぎて、高くジャンプしてしまったり
腕を大きくまわしてしまい縄跳びができない
という状況におちいるのです。
見よう見まねで跳べる子どももいますが、
どうしてもうまく行かない子は
初めはジャンプと腕を回すことを分けて
練習してみましょう。
まずはジャンプの練習
1.手はどのような形でもいいので、両足でジャンプの練習。
簡単なようでうまく出来ない子も
少なくありません。
高く跳ぼう、遠くに跳ぼうとすると
どうしても片足になる子どももいます。
足を揃えて、手拍子などに合わせて
軽く、リズムよく跳ぶように意識しましょう。
2.二人で両手をつないでジャンプ
手をつなぐということで
手は一定の範囲内だけでの動きになり、
肩の動きも小さくなります。
また、親(大人)とやればジャンプのリズムも
子ども達も簡単につかめることだと思います。
3.ジャンプ中に手を動かす
一定のリズムでジャンプをできるようになれば、
空中で手を叩く練習をしたり、グー、チョキ、パーと
手を動かしてみましょう。
このとき、肩から肘にかけては
なるべく動かないようにして行います。
縄跳びを連続でジャンプするにはつまさきで
ジャンプすることを意識することが大切です。
つまさきジャンプ、リズムをとる練習は
動物の動きカンガルーで練習してみましょう。
カンガルーの動きでは
・両足を揃えて跳ぶ
・つまさきでジャンプ
・ジャンプのリズム
・脇を閉める
・胸をはる
練習になります。
初めは立った状態で行い、上記ができるようになれば
しゃがんだ状態でも練習してみましょう。
足の力、持久力を上げる練習になります。
足の次は手の練習。
一度縄跳びを跳んでみましょう。
どうでしたでしょうか?
縄をもつことで手を意識しすぎるあまり
肩から回してしまい、ジャンプも
膝を高くもちあげたジャンプに
なった子も多いと思います。
縄跳びを回す練習は
片手持ちで縄跳びを回す練習をしてみましょう。
片手で両方の柄を持ち、
縄跳びをうまくまわそうとすると
手首、肘をうまく使う必要があります。
ジャンプを切り離して回すということに意識がいくと
上手に出来る子どもも多く、縄跳びを回す練習に
とても効果的です。
回せるようになってくれば、
地面にパチンと音をならすことも
意識してみましょう。
しっかり縄を下におろす練習ができれば
片手で回しているときに、
軽くジャンプをする動作も
取り入れてください。
回して下ろす
パチンと音を出す
軽くジャンプ
この繰り返しを徐々に速く。
縄跳びを二つ使って、両方の手に持って、
同じ事もやってみましょう。
両手でできるようになれば、再度縄跳びへ挑戦です。
すぐに出来なくても大丈夫です。
戻って手の練習をしたり、いろいろと繰り返しながら、
できるようにやってみましょう。
どんなことでもそうですが、楽しくなければ
がんばる意欲が湧いてきません。
教える側の親、大人は少しでもできたところを
褒めてあげてください。
リズム良く跳べなくても
縄を回してから、跳ぶ
その動きがぎこちなくても
最初は大丈夫。
やる気が大事です。
少しずつ階段をのぼることで目標に近づいていきます。
さいごになりましたが、
縄跳びの長さは両足でふんでロープの端が
胸のあたりにくるような長さで行いましょう。
その子に合わせて、調節してみてください。
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