大脳前頭葉の発達を助ける動物動作!ジャングルフィット。

南江先生

様々な運動遊びを組み合わせたプログラムを行うことは、

子ども達の集中力が向上し、自分で感情をコントロールできるように

なるということが松本短期大学の柳沢教授らの研究で発表されています。

子どもの運動不足は、心の働きを統合する大脳前頭葉の発達を

阻害するために、状況に合わせて感情を制御することが難しくなると

されています。

ところが、十分な運動遊びをすることにより普段使わない筋肉を

動かすことで前頭葉に刺激を与えることができるのです。

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ジャングルフィットは、動物の動きによって、さまざまな運動遊びが

できるために大脳前頭葉の発達を促すと考えることができると思います。

這うこと、伸びること、曲げること、転がることなどの要素を、

競争や闘いではなく友達と一緒に楽しみや面白さも感じながら

積み重ねていけるところも魅力のひとつだと感じます。

からだのいろんな筋肉を使って運動を行うこと、

ひとつひとつの要素をていねいに取り組むことは、

いろいろな刺激を前頭葉へ送っていることになるのです。

スキャモンの発達曲線によると神経系は4歳ごろに

大人の8割程度に発達して、10歳前後にほぼ熟成すると

考えられています。

この時期に単調な運動しかしなかった子どもと、多様で複雑な

運動をした子どもとでは、神経系の発達に大きな差がでてくるとも

言われています。

神経系が発達する時期に多様で複雑な運動を行っておくというのは、

多様な運動能力を開花させることにもつながります。

さまざまな運動により前頭葉のはたらきを活性させることは、

運動神経を発達させるだけでなく、人としてよりよく生きるという

部分の発達とも関係するので、意欲であったり、創造する力、

記憶する力、自制する力、コミュニケーションのはたらきなどを

高めることになります。

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ですから、子どもの頃にたっぷりじっくりさまざまな要素を含む

運動が必要なのです。

前頭葉のはたらきを高めることは、もちろん、大人になっても

大切な要素ですね!

是非、子ども達と一緒にいかがでしょうか?

 

中学校保健体育教論 特別支援学校教論

ジャングルフィットインストラクター 南江 千代

 

 

 

 

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