私はジャングルフィットに取り組みを始めた子ども達に
三つの基本の動き(くま、さる、かえる)しか教えません。
なぜなら、そこにとても重要な要素がたくさん含まれて
いるからです。
ポイントは、
①手指をしっかりと開いて地面につけること。
②まっすぐに手足を運ぶこと。
③かかとをつけるようにすること。
それらがカラダの発達において、十分に必要な
要素になるからです。
そして、それは体幹をしっかりとつくるだけでなく
手指の操作性や咀嚼の力、ひいては言葉を発する
力、呼吸、空間認識の力などに結びついてゆくからです。
顎を引き、肩をリラックスさせて
大地に足をしっかりとつけるということが
物事のとらえ方をしっかりとさせてゆくのです。
体幹が落ち着くということは、
呼吸を深くするので、落ち着いてものごとに
取り組む力に結びついてゆきます。
私は、
「根をはるようにカラダをつくること」
が大事だと考えています。
たっぷりと根幹を育んでおくことは、その後の
枝葉をのばすきっかけとなります。
運動ができるからだをつくるとか、怪我をしないからだを
つくるということだけでなく、
「知識や知力を入れる器をつくることになる」
ということにつながるのです。
ジャングルフィットの取り組みが深くなるにつれて、
子ども達の様子が徐々に変わり始めます。
それは、とても楽しい変化です。
そこから可能性は広がってゆきます。
中学校保健体育教論、特別支援学校教論
ジャングルフィットインストラクター 南江 千代
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