障害があっても、障害がなくても
からだは<自分の容れもの>であることはまちがいありません。
ところがからだの発達の道すじをたどれず、またはそこに気づかずに成長した場合、
どんなことがからだに起こるでしょうか?
わかりますか?
ハイハイの時期がいかに大事かということは
前回のブログで述べたとおりです。
肩回りや上肢、手の指をしっかりと使えるようになることは顎や口周りの
発達にとっても大切ですよね。
そして、もう一つ、咀嚼のことが関わってきます。
咀嚼=噛むことですね。
あなたの周りの方やご自分のことを振り返ってみてください。
噛めますか?噛んでいますか?
ご飯の途中で水分を摂りながら食べるようなことになっていませんか?
噛むことが十分にできる人というのは、唾液の分泌によって
食べている時には十分な水分は必要としません。
唾液をしっかりと分泌させるので食べ物は十分に分解されて
胃の中に納まります。
そうなると消化も良くなるばかりではなく、虫歯も出来にくくなる、
病気にもかかりにくくなるなど、からだへの負担も減らします。
そうして、口の周りがしっかりと閉じた状態をつくることができるようになります。
それは、口呼吸ではなく、鼻呼吸ができるということです。
鼻呼吸ができるということは、からだの中に不必要な細菌を取り込まないということなのです。
免疫機能までも鍛えられるのですね。
発達の道すじを丁寧にたどるということは、そういうところまで出来てしまうのです。
口呼吸をしている子ども達のからだを観察すると、
①からだは背筋の方が強く、腹筋が弱い
②いつも顎が上がっている。
③口が閉じていない(ぽか~んと開いている)
④椅子に座っても背中は丸まり、ひどい時はじっと座ることができない。
⑤あごが上がると、目線は上を見ているので周りをキョロキョロ
そして、共通して
⑥足首関節が硬い
いかがでしょうか?
その状態を一度チェックして見ませんか?
そして、ジャングルフィットの基本の動き「くま歩き」「かえる」の動作を
ゆっくりのテンポでじっくりとやってみてください!
それができるようになるとかなりの違いが表れてきます。
①体幹が落ち着いて、じっと座って、人の話を集中して聴く時間が長くなります。
②手元をじっくりと見ながら作業をするようになります。
③咀嚼が変わり始めます。
④噛むことは脳の活性化に役立ち、発音がはっきりとしてきます。
そして
⑤風邪をひきにくくなります。
いかがですか?
あなたも家族と一緒にジャングルフィットに取り組んでみませんか?
ジャングルフィットインストラクター
南江千代
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