【逆上がり】この言葉からどのようなことが頭に思い浮かびますか??
・ 子どもの頃やったなぁ
・ 親との猛特訓の思い出
・ 練習したけど結局できなかった
・ 自分の子どもが現在練習中
などなどいろいろあるかと思いますが、
みなさんも一度はトライしたことがある鉄棒の逆上がり。
逆上がり自体が必要か、不必要か
その話は別として…
小学校体育の鉄棒で避けて通れない、逆上がり
すんなりできる子もいれば、なかなか出来ない子も多いはず。
出来ない子にとってはある種のストレスさえ感じているのではないでしょうか。
親にとっても子どもに出来てほしいと願っている方は多いのではないでしょうか。
どうやったら出来るようになるの?
ポイント、コツは?
などの質問をよく聞きます。
できるようになるには反復練習、、、が必須です。
「練習は何度もやってるが出来ないんです。」と言われそうですが、ただ反復練習すればいいという訳ではなく、
正しい姿勢、動きを意識して反復練習が必要です。
では逆上がりが出来ない子はなぜ出来ないのでしょうか。
どこが出来てないのでしょうか。
多くの逆上がりが出来ない子の理由としては、鉄棒とからだが離れてしまっていることにあります。
ではなぜ離れてしまうのでしょうか。
それは あご(頭)、目線に関係しています。
逆上がりで足をけりあげるとき、あごが上がり鉄棒とは反対の方向をすぐにみてしまいがちです。
そうなると、頭が重くなりうでがのびてしまい、胸、腰も鉄棒から離れてしまうのです。
のびきった手、鉄棒から離れてしまった手
この状態では足を蹴り上げても
その足が鉄棒を越えることは難しくなります。
また、足が鉄棒を越えてもそこからからだを起こし上げることができない子どもも意外と多くいます。
からだを起こすには、からだを押し上げる感覚を養う必要があります。
そしてもちろん、恐怖心もついてまわります。
鉄棒で逆上がりが出来るようになるためには、
まず鉄棒でどんなことでも遊んでみることが重要です。
ぶら下がったり、スウィングしてみたりして
まず鉄棒遊びに興味を持つこと、楽しいと思えること。
また、鉄棒でのふとん干しやこうもりなどの逆さまになることの恐怖心を取り除くことも大切です。
子どもが逆上がりをやりたい、
出来るようになりたいという気持ちを持つ事
それがまず大事です。
子どもが出来るようになりたい気持ちを持ち、そして正しい姿勢、動作で段階を踏みながら反復練習を行います。
「それでは、逆上がりをブログで習得しましょう!!!」
①鉄棒とからだを近くするためには、まず腕を曲げた状態で鉄棒に
ぶらさがる動作、ダンゴムシのポーズ、あごをひき、腕をまげ、足を持ち上げる。
(写真は逆手ですが、順手も練習しましょう。)
解説:これにより腕を曲げて自分の体重を支える力をつけ、かつ脇をしめる練習になります。
②保てる時間を徐々に5秒、10秒と長くできるように。
ダンゴムシのポーズができるようになれば、鉄棒に身体を近づける感覚がつかめます。
そして足をけり上げた際、あごをひいたまま腕を曲げた状態でまわることが可能になってきます。
③足は遠くへけるのではなく、真上にけりあげるように、つまさきは回る方向へ向けます。
補足:足を鉄棒にかけてからの起き上がりの練習はすずめのポーズが効果的です。
解説:すずめのポーズができるようになれば、
ふとん干しからすずめのポーズができるように練習します。
ぶら下がった状態から腕の力で押し上げる感覚を養い、同時に背筋も鍛えます。
ポイントは手の位置は肩幅におき、起き上がる際は手首を返すことです。
基本的な出来ない問題点、練習方法を説明しましたが、
やはり出来ない子が出来るようになるには、反復練習が必要となってきます。
学校の先生、親も問題点を理解していて、子どもに指導しても
言われたとおりになかなかうまくすること出来ないのが、
逆上がりが出来ない子の現状です。
親の立場からすれば、「なぜ言ってることが出来ないの」
とヒートアップしてくる場合もあるでしょう。
子どもは最初の逆上がりができるようになりたい、という気持ちが薄れ
なんで逆上がりができるようにならなければならないの?
という気持ちへもつながりかねません。
鉄棒での反復練習は必須です。
ですが、そんな時は一度鉄棒から離れてみてはどうですか。
スポーツでも、技術だけが向上しても本番にはうまく活かせません。
カラダの基本を知り、感覚を覚える事が重要になります。
勉強でも基礎が分からないのにいきなり応用問題が解けるかと言うと難しいように運動やスポーツには共通する人のカラダの知識、動きがあります。
そのからだの基礎を鍛えるのが「ジャングルフィット」というプログラムです。
これは体操、運動、動きの分野に関するプログラムでからだの基礎、動きに注目したものです。
動物の動きを真似することで多様な動きを経験することで、
からだの基礎づくり、けがをしにくいからだ作りを目指しています。
これらの動きはからだの基礎、動きのために考えられているので、
鉄棒、逆上がりにも応用、サポートができます。
逆上がりのためには、下記の動物のポーズ、動きがあります。
「イエロージャケット」… あごをひいて、腹筋をきたえる
「ウルフ」… うでで押す力、背筋
「カンガルー」… 脇をしめる
「ニュート」… 背筋
逆上がりができるようになるためには、鉄棒だけで練習する必要はないのです。
ずっと鉄棒で練習をしていて、なかなか出来ないと子ども達のやる気も楽しいという気持ちも失われていきます。
そんなときは、お家で動物の動きを親子でやってみてはどうでしょうか。
動物の動きをするためには道具も何も必要ありません。
からだを動かす楽しみを親子で感じながら、
逆上がりだけのためにやっているのではなく
これらの動物の動きがからだの基礎を鍛え、逆上がりへの上達へもつながるのです。
まずは、カラダの動きについて学んでみる事が、近道になると思います!
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