最近よく相談を受ける内容は
①運動が苦手。
②集中できない。
③勉強ができない。
④じっとしていられない。
⑤話をちゃんと聞かない。
⑥好きなこと(スポーツなど)を上手にしてあげたい。
など、色々とあります。
そして、いつも
「その為に何かされていますか?」
と聞いています。
何もされていなく、こちらに来られる方もおられますが、
運動が苦手な子にはスポーツをさせたり、
勉強ができない子には塾に通わされたりと行動をおこされている方もいます。
もちろんそれで改善されている子ども達もいますが、
そうでない子ども達も多いのが現状です。
そしてその他の習い事を探されたりしています。
しかし、その前に原点に戻り、子供を観察し
毎日の行動はどのようなものなのか?
どんな遊びをしているのか?
身体の姿勢はどうなっているのか?
などを把握することにより問題点がみえてくることもあります。
もちろん自分自身の行動も考えてみてください。
そして人間にとって大事な身体の基礎が出来ているのか?
もちろん子ども達はまだ発達途中なのでしっかりとした基礎が
出来ている訳ではありませんが、神経系が発達する中で
身体の基礎をきちんと作ることで大きな影響を与えます。
多くの方が基礎の部分を飛び越えて、
応用問題を解きにいっています。
それは基礎運動能力が出来ていないのに応用運動能力(スポーツなど)を
必要とするものを始めたり、もちろんそれは良いことですが、同時に
基礎運動能力を高めることも必要です。
これは算数で例えると、数字や足し算をしっかりと覚えていないのに
掛け算を始めているようなイメージです。
そして、勉強をするということは、長い間椅子にすわらなければいけません。
胴体(体幹)部分が弱いと身体がその状態に耐えきれず、
無意識に集中力をなくすことになります。
指先から全身まで多様に動かすことで細胞も活性化させ、
脳にも良い影響を与えていきます。
子ども達に身体の基礎をしっかりと作り上げてあげることは
本当に大切なことなのです。
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