ジャングルジムで大切にしていること。それは「きほん」。
Vol.2では、「朝ごはんを食べよう」についてのお話でした。
今回は、Vol.1でも少し触れた、おやつについて。
特に幼児期(1歳〜小学校に入学するまで)のお子さんのおやつの
考え方についてお話しします。
この時期は、赤ちゃんの頃に次いで発育が盛んな時です。
お父さんもお母さんも、どんどん大きくなり、
どんどん食べる量が増える我が子にびっくり
しているのではないでしょうか?
おなかはち切れんばかりに、まんまるになるまで
食べるお子さんも少なくはないでしょう。
「こんなに食べて大丈夫かしら・・・」
と不安になるお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
でも、体重1キロあたりの基礎代謝量は約50〜60kcal。
成人の2ー2.5倍もあるのです。
1日中動き回って、カラダを動かすことが大好きなお子さんなら特に
それだけのエネルギーを必要としているということなのです。
もちろんカラダのサイズも、体重も、大人より小さく、
内臓などのカラダの作りも発達途中なので、
大人と同じ量を食べるなど、
まるっきり同じ食生活をするわけにはいきません。
また、「何を食べるか」は周りの大人がきちんと選んであげないと、
幼児肥満ということにもなりかねません。
ただ、自分の子供が肥満かどうかの判断は、
自分の物差しで判断しないようにしてください。
カウプ指数や幼児身体発育曲線を参考に判断しましょう。
*カウプ指数={体重(g)/(身長(cm)x身長(cm))}x10
そんな食べ盛りの子供達にとってのおやつとは?
おやつ=お菓子 ではありません。
たくさんの量を一度に消化吸収することができない子供にとって、
おやつは食事では摂りきれない栄養素を補うためのものです。
発達状態や生活状況にもよりますが1日の総エネルギー摂取量の
10〜20%の量が目安です。
*1〜2歳なら1日で約100〜150kcal,
3〜5歳なら約150〜230kcalくらい。
1日3食の食事に1〜2回の間食(おやつ)を時間を決めて
食べることをお勧めします。
おすすめのおやつは、
小さいおにぎり、ふかし芋、焼き芋、果物、ヨーグルトなど。
栄養機能食品として販売されているものも増えています。
たまにはこのようなおやつを活用するのもいいですね。
ちなみに、田舎育ちの私のおやつは、春ならイチゴやキウイ、
夏なら畑から採ってきた胡瓜やトマト、スイカ、枝豆、とうもろこし、
秋なら栗や柿、梨、焼き芋、冬ならお餅やみかんが思い出です。
もちろん、お菓子を食べることもありましたよ!笑
好きなお菓子は「おっとっと」でした。笑
こうやって、おやつ1つを取っても、家族の思い出になるんですね。
お子さんの健やかな成長のために、
ご家族で一緒におやつの時間楽しんでみてくださいね!
チームライアン 管理栄養士
大島 優生
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