ごはんのちから Vol.3 [おやつの役割]

おやつ2

ジャングルジムで大切にしていること。それは「きほん」。

Vol.2では、「朝ごはんを食べよう」についてのお話でした。

今回は、Vol.1でも少し触れた、おやつについて。

特に幼児期(1歳〜小学校に入学するまで)のお子さんのおやつの

考え方についてお話しします。

 

この時期は、赤ちゃんの頃に次いで発育が盛んな時です。

お父さんもお母さんも、どんどん大きくなり、

どんどん食べる量が増える我が子にびっくり

しているのではないでしょうか?

おなかはち切れんばかりに、まんまるになるまで

食べるお子さんも少なくはないでしょう。

食欲

「こんなに食べて大丈夫かしら・・・」

と不安になるお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか?

でも、体重1キロあたりの基礎代謝量は約50〜60kcal。

成人の2ー2.5倍もあるのです。

1日中動き回って、カラダを動かすことが大好きなお子さんなら特に

それだけのエネルギーを必要としているということなのです。

もちろんカラダのサイズも、体重も、大人より小さく、

内臓などのカラダの作りも発達途中なので、

大人と同じ量を食べるなど、

まるっきり同じ食生活をするわけにはいきません。

大人と子供

また、「何を食べるか」は周りの大人がきちんと選んであげないと、

幼児肥満ということにもなりかねません。

ただ、自分の子供が肥満かどうかの判断は、

自分の物差しで判断しないようにしてください。

カウプ指数や幼児身体発育曲線を参考に判断しましょう。

*カウプ指数={体重(g)/(身長(cm)x身長(cm))}x10

 

そんな食べ盛りの子供達にとってのおやつとは?

おやつ=お菓子 ではありません。

たくさんの量を一度に消化吸収することができない子供にとって、

おやつは食事では摂りきれない栄養素を補うためのものです。

発達状態や生活状況にもよりますが1日の総エネルギー摂取量の

10〜20%の量が目安です。

*1〜2歳なら1日で約100〜150kcal,

3〜5歳なら約150〜230kcalくらい。

1日3食の食事に1〜2回の間食(おやつ)を時間を決めて

食べることをお勧めします。

おすすめのおやつは、

小さいおにぎり、ふかし芋、焼き芋、果物、ヨーグルトなど。

栄養機能食品として販売されているものも増えています。

たまにはこのようなおやつを活用するのもいいですね。

焼き芋

 

ちなみに、田舎育ちの私のおやつは、春ならイチゴやキウイ、

夏なら畑から採ってきた胡瓜やトマト、スイカ、枝豆、とうもろこし、

秋なら栗や柿、梨、焼き芋、冬ならお餅やみかんが思い出です。

もちろん、お菓子を食べることもありましたよ!笑

好きなお菓子は「おっとっと」でした。笑

 

こうやって、おやつ1つを取っても、家族の思い出になるんですね。

お子さんの健やかな成長のために、

ご家族で一緒におやつの時間楽しんでみてくださいね!

 

チームライアン  管理栄養士

大島 優生

 

 

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