人間のからだは部分だけで動くのではなく、全身を使って動いています。
そのため、パーツだけを鍛えても、何の意味もありません。
からだ全体を使ってこそ自然な筋肉を作りだせるのです。
人間は鍛えているときだけでなく、普通に生活しているだけで常に
バランスを保とうと努力しています。
バランスといってもいろいろとありますが、ほとんどの人間はからだの左右がまったく
同一ではありませんね。
左右の目の形が違いますし、足のサイズも左右で微妙な差があります。
右利き・左利きがあることからも左右に違いがあることが分かるでしょう。
人間のからだは左右のバランスがずれているのが普通なのです。
そのため、死ぬまで左右のバランスを整えようと
しているのが人間という生き物なのです。
しかも常に重力と闘いながらですから、大変な労力です。
立っているときなどに、無意識に右脚と左脚に
交互に重心を移しかえる行為も、
からだが自然とバランスを調整している証拠です。
それなのに人間は無理をして
「この部分だけ痩せたい、鍛えたい」
と言いますが、
からだはそれを分かっていないのです。
からだはバランスを取ることしか考えていません。
ですから、どこかのパーツを鍛えたいなら、
全体的に鍛えないとからだのバランスがおかしくなってしまう危険性があるのです。
特に成長盛りの子ども達はしっかりとバランス良くトレーニングをする必要があります。
小さいころから何か特定のスポーツばかり行うと
その為の力はつきますが、からだ全体のバランスが
崩れ、怪我が多くなってしまいます。
例えば、バレイを長く習っている子どもさんは
細く、柔軟な筋肉をもっていますが、それに
ともなった関節の力や筋力がないために
怪我をしやすいからだになっています。
全てはバランスが大事です。
左右のバランス、筋力と柔軟性のバランス、
そして関節の力。
基礎の力をしっかりとつくってあげることにより
初めて色々なトレーニングやスポーツ、運動の
価値が出てくるのです。
まずはすべての始まり、基礎・土台をつくることから
始めましょう(^^)
Be the first to comment on "パーツだけ鍛えてもダメ!全体バランスが大事!"